第1話「厄介な以来」 |
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| 第1話「厄介な以来」
「まったく…」 手にした企画書には厄介な依頼が書いてあった。 その名も「クイーンとキングの真実」 クイーンとキングというのは、「生徒会長」と「副会長」のこと。
その二人はタックバトルのパートナーとして。 また、シングルスの優勝者としての仮名だ。
クイーンの会長「久野 彩」(くの あや)は、 大きな会社のお嬢様で「称号」が「回生のトレーナー」
キングの副会長「新居橋 雄」(にいばし ゆう)は、 両親は交通事故で死んだとか・・ 「称号」が「バランスのトレーナー」
ちなみに「称号」とは、この「聖ポケアメンス学園」の生徒に与えられる仮名みたいなもの。 おっと人の紹介ばっかりじゃなく自分の紹介もするよ。
俺は新聞部の「盛羅 貴」(せいら たかし)。 「称号」は「鏡のトレーナー」
第一にキングとクイーンは謎だらけで、しかも学園1恐れられている。 特別等の最上階が生徒会長室で、鍵がかかっていては入れる人はほとんどいないし、カーテンも閉まっているから中が分からない。 でも、今はチャンスだ。 窓が開いているから一番見やすい気の上に上っている。 だが… 「うわっぁ」 身を乗り出したら安定が悪くなり地上に落ちた・・・ どすっ…と鈍い音と共に砂ぼこりが舞う 「危ないじゃない。木登りは校則違反でしょ」
この声は…
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6月11日(土)22:02 | トラックバック(0) | コメント(22) | 星が輝くから~お嬢様とは名ばかり~ | 管理
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2話「名前で呼んで」 3話「学園大会」 |
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| 2話「名前で呼んで」
「黒パンツ…」 「・・あのね、もうちょっと雰囲気をつかめないのかしら?」 黒パン・・じゃなくて、その声の主はまぎれもなく会長。 しかも上っていたのは学校開設記念の大切な木だった。 「すっすいません!」 「まったく…気をつけてください。」 「はい。」 「フシギダネ。この紐をつかってあの気の補強をしてくれる?」 「ダネっ」 背中のツボミからツルを出し、紐で折れた枝を直した。 「気をつけるのよ。それから、あくまでも生徒会室を除こうとはしないでほしいわね。」 「はっはい!以後気をつけます会長!」 「・・会長じゃなくて「彩」でいいわ。今までと同じように」 「ぇ?」 「別に深い意味はないの。深く考えないで…」
いったい何が言いたかったのは分からないが、何か心のそこで動くものがある気がする。 のどに小骨が詰まったような気分だ・・ 「たかちゃんったーかーちゃーん!」 「んあ?」 「んあ?じゃないの! まだ記事できいないのに居眠りして・・ また部長にしかられても知らないよー?」 「…お前が調べろよ・・これ・・」 「やーだ。これ以上お姉さまとはかかわりたくなーいの!」 この会話からして、分かる人は少ないと思うが この「たかちゃん」と呼ぶのは
「久野 利耶」(くの りや) 苗字を見て分かると思うが会長の双子の妹。 称号は「薔薇のトレーナー」
「何だよ姉妹の癖に…」 「だってぇー…」 この二人姉妹の癖に全然似てない。 外見から性格までもが反対で、とても同じ親から生まれたとはいえない。 「そぉーだ! 今度のトーナメント、ペア組もうよ!」 「いいけど・・別に・・」 「なぁによ。 まさかまたお姉さまと組みたいとか考えてるんじゃないでしょうね!」 「はぁ?俺がいつそんなこと考えたって? 何年何月何日何時何分何秒?!」 「・・もういいもんっ…」 「うわっなくなよ! 泣くなってば!」 意味わかんねぇ・・・ だいたい組もう思ったことなんて一度もないし 会長とは学年が三つも離れてる。 姉妹そろっていったいなにわけ分からない言葉を俺に言ってるんだよ。
窓から顔を出すと寒すぎる冷気が頬に当たる。 いつもより寒くく感じる十二月は 心のどこかを凍らせる
3話「学園大会」
学園内がざわつき始めた。 明日は冬休み前の、学園トーナメントの日だ。 一週間にわたるこの競技は、生徒が一番楽しみにしている行事だった。 『 聖ポケアメンス国立学園大会 競技内容 ・シングルバトル戦 ・ダブルバトル戦 ・コンテスト戦 注意事項 生徒は必ず1つ以上の競技に参加し、クラスごとに 会長室に届けること 』
「利耶。コンテストに出るのか?」 「うんっ。 もちろんダブルバトル戦にも出るよ。」 学園内にある七個のスタジアムで、決まった曜日に決まった競技が行われる。 その間授業はないが、この大会は自分の称号に記録が残るので 皆張り切っている。
ちなみに会長と副会長にダブルストーナメントで当たったやつは運が悪い。 会長のじわじわ吸い取って回復する戦い方と 副会長の状態異常を使う二人のコンビネーション技が痛い。 いや、それ以前に戦略なしでも強いが… 「じゃあさ、ためしにわたしと勝負しようよ。」 「腕試しに」
「雄。私のフシギダネ知らない?ポロックあげようと思ってたんだけど」 「あっ、彩。俺のユンゲラーもいないんだけど」 「へんね。ポスター張りするときいたんだけど」 「まさか・・」
「あれ?なんでこんなところにフシギダネが?」 試合をするため校庭に移動している俺と利耶の後ろに二匹のポケモンがくっついてきた。 「これ…お姉さまのフシギダネと、副会長のユンゲラーじゃない?」 「何でこんなところに・・」 するとユンゲラーの尾っぽあたりになんかついていた。 「これ・・」
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6月11日(土)22:01 | トラックバック(0) | コメント(0) | 星が輝くから~お嬢様とは名ばかり~ | 管理
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4話 「写真」 第5話「学園大会決勝戦・前編」 |
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| 4話 「写真」
何かきらりと光る紙がついていた 手に取ると写真だった。 そこには見たこともないポケモンと、それを抱いている 少女。 それをはさむように二人の少年が立っていた。 名札がついているが反射していて見えない。 「ピジョッ」 その写真をもっとよく見ようと動かしたとき、ピジョットが 俺のてから奪っていってしまった。 その泥棒(と思える)ピジョットは、特別等の方に飛んでいってしまった。 それに続きフシギダネとユンゲラーも同じ方向に走っていってしまった。 「イマの写真・・」 あの写真に写っているのは知らない人たちだった。 だけど、どこかで見た写真だった。けれど、思い出せない・・ 「なにやってるの? 早くしようよ。時間なくなっちゃう」 「うん・」
「チリタリス! ドーブルにりゅうのいぶき!」 「ドーブル! よけてスケッチしろ!」 利耶のチリタリスの攻撃はパターン化しているが、チリタリスの弱点をつくのはなかなかむずかしい。 ただ、ドーブルのスケッチであればたいていのドラゴンタイプには攻撃できる。 『チリタリス戦闘不能。 義貴の勝ちっ』 ガイドしているのは最機能の「バトルガイド」だ。 この学校の生徒なら誰でも使用できる便利な自動ガイドだ。 「あーあ・・やっぱり負けちゃった・・」 「まぁ、せいぜいがんばれ♪」 「なぁによその言い方!義貴なんて会長にぼこぼこにされちゃえ!」 「戦わなかったら?」 「意地でも倒しちゃうんだから!」 「おぉ~怖っ♪」 「意地悪ぅ~」
「見られたかしら?」 「別に見られても害はないだろ? 貴はもう忘れているんだ」 「でも、簡単に解けてしまう・・。 忘れさせたのではなくロックをかけただけなのよ? もし、この写真を見ていたら分からなくても少し解けてしまうのよ」 「その時は全てを話す。 どうせそう長くは持たないだろう?」 「近いうちにその時が来るわ」 「心の準備が必要だ。彩。」 「言われなくたって分かってる・・」
第5話「学園大会決勝戦~シングルス編~」
あっというまに学園大会の決勝戦だ。 シングルスは勝てなかったので俺達2人はスタンドで見物している。 派手に飾り付けされているスタンドの特等席を利耶が予約していたので迫力に圧倒されそうだ・・・ 『レッディース アーンド ジェントルメン!!とうとう始まった決勝戦だぁ~ 司会は見事に決勝戦進出に敗れちゃた俺、通称学園の蒼い稲妻の「柊山 和貴」と・・』 『私、通称学園1のアイドル「大口 詩織」でぇ~す! さてさて、決勝戦に残ったのはやはりキングとクィーンでしたね』 『俺、あのクィーンと名乗った怪力女にぼこぼこにされたゼェ~!』 『私はあの自称・俺様王様にけちょんけちょんにされました~!』
にざやかな司会役の先輩の司会を聞いてファンファーレの合図で出てきた会長は怒りの笑みを浮かべている 『さて、クイーンの意気込みは?』 「わたしが腕力だけの怪力女だと思っている貴様! 勝った暁にはトレーナー共々潰してやる!」 『やっぱり怖いですね~会長は・・・』 もはやこれほどまで切れるのか?というほど怒っている会長はどうやら本当にするつもりらしい・・・ 『次はキングの意気込みです~』 「はっ・・俺様が自称ではないことを証明してやるぜ!」 どうやら「自称」という一言がおきに召さなかったらしい・・・・ 『ではルールは両者一体づつ出して先に戦闘不能になったほうの負けでぇーす♪』 『ではでは大変お待たせしました、決勝戦・・』 『『スタート!』』
「行きなさい、ブースター!」 「いけぇ!俺様の心の友、ユンゲラー!」 『クィーンはブースター、キングはユンゲラーと、一体どんな技を繰り出してくるのでしょうか?』 「この勝負、私の勝ちだ! ブースター、高速移動でユンゲラーの前へ!」 「ちっ・・先手を取られたか・・・ユンゲラーめいそう!」 『両者一体なにを考えているのでしょうか?』 『ブースターの覚えているあの技でトドメをさすつもりでしょ!』 『大口司会、あの技とは・・?』 『秘密でぇース! みてのお・た・の・し・み』 「お」というところで何故か「詩織ちゃん」コールが起きたので 2人が次にどんな技を出すのか聞き取れなかった。
ユンゲラーは瞑想の後、ブースターにサイコキネシスを食らわせたようだった・・・ 見事命中したので全員キングの勝ちかと思ったが・・・ 『なんと!一瞬のうちにブースターは身代わりを使っていた!これで勝敗も分からないぞ!』 「ブースター、高速移動して火炎放射!」 「ユンゲラー!よけろ!」 見事によけた・・が・・・炎の中から突然すがたを現したブースターをよけることは出来なかった。 「今よ!かみつく!」 『なんと見事な戦略!火炎放射はおとりだったのか?』 『しかも噛み付くは大ダメージ!これは痛い!』 「とどめの火炎放射!」 『ユンゲラー、戦闘不能!よって久野選手の勝ち!』 「勝った暁には、潰すと言ったからな・・・」 『(無視)では優勝した九野選手にはトロフィーが渡されます!』 「はっ・・・・いっいつも引き分けじゃつまらないからな!今回は負けてやった!」 「黙れ・・・負け犬がぁ!」 『そして準優勝の新居橋選手には冠が渡されます!』 「この王冠こそ俺様にふさわしいのだ!」 このときみなこころの中でつぶやいた・・・ (開き直った・・・) その後、司会者の一人はポケモン共々 裏庭で元の形とはかけ離れた形で発見されたそうな・・・
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6月11日(土)22:00 | トラックバック(0) | コメント(0) | 星が輝くから~お嬢様とは名ばかり~ | 管理
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第5話「学園大会決勝戦・後編」 6話「思い出せない人」 |
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| 「学園大会決勝戦~ダブルス編~」
しかし・・利耶は思ったより強かった。 昨日の決勝戦進出試合ではたぶん会長組と互角だと思える七梅雨先輩と室柁先輩のペアをチルタリスで焦げるほどの見事な攻撃で勝ったのだ。 そして今日は決勝戦の日だった・・・ 『レッディース アーンド ジェントルメン!!とうとう始まったダブルス決勝戦だぁ~ 司会は見事に決勝戦進出に敗れちゃた俺、通称学園の蒼い稲妻の「柊山 智樹」と・・』 『私、通称学園1のアイドル「大口 詩織」でぇ~す! さてさて、決勝戦に残ったのはまたまたキングとクィーンの黄金ペアでしたね』 『しかもクィーンの双子の妹とその彼氏のペアと対決だ! これは一生に一度の見ものだ!』 『では、各選手入場~』 ファンファーレがなり控えていた俺達は緊張してひきつった顔で入場した。 『あ~かコーナー!ミラー・ドラゴンペア~!』 『あおコーナーぁ!黄金ペア~♪』
『では、レディー・・』 『『ゴー!』』 「往け! フシギバナ!」 「いっけぇ!リザードン!」 『黄金ペアのフシギバナはくさとどく、リザードンはほのおとひこうタイプ!』 「出でよ!マイポケモンちゃん チルタリス!」 「トゲチック!君に決めた!」 『ミラー・ドラゴンペアのチルタリスはドラゴンとひこう、トゲチックはノーマルとひこうだ! フシギバナは不利な展開になってしまった!』 「リザードンあれだ!」 「あれ」という言葉に反応したリザードンは意外な行動に出た。 なんと、リザードンはフシギバナを背に乗せて低空飛行を始めた。 あっけにとられていた俺達はポケモンに何も言わずただリザードンを目で追っていた。 「いまだ!りゅうのいぶき!」 「えっちょ・・・よっよけてぇ!」 しかしもうすでに時遅し・・・ 『なんと低空ひこうでチルタリスにりゅうのいぶきを放ちチルタリスは戦闘不能直前だ!』 「いまよ!フシギバナ、いわくだき!」 目にも止まらぬ速さでリザードンは動き、フシギバナは2匹めがけていわくだきをした。 『なんと!これぞ幻の瞬殺攻撃!』 『黄金ペアの勝ちです~♪』 「そ・・・そんな・・」 可能に見えた勝利は一瞬のうちに消えたのであった・・・
つづく
聞いてしまったんだ… 会長と副会長の会話を… 何を「覚悟」するのだろうか? 自分にみんなが隠していることは何か? それだけで頭がいっぱいだった…
結局優勝できないまま終わった大会も、ほとんど記憶がない。 全てあの言葉でいっぱいだった…
6話「思い出せない人」 朝は寒い。 俺は冬休みの間、アルバイトをしていた。 明日がクリスマスイブであったこの日は仕事がやたらと多い ポッポのムークとともに、町内の宅配をする。 「次は…あぁ、隣か」 アパートの内部はやたらと数が多いことは、自分の体で体験しないと分からない。 呼鈴をならすと、ばたばたと音を立ててドアが開いた。
「すいませ…」 てできた女の人の顔色が変わった。 まだ起きたばかりのようで、眠そうに目をこすっている… 茶色がかったセミロングが爆発。 ちょっと低めの声・・ 会長? 「会長?」 パジャマを着ていて、髪形も違うけれどこのひとは「会長」だ。 「ありがとう・・はい、ハンコね・・」 俺の言葉を無視してハンコを押した。 ・・奥から人の声が聞こえる・・ それとなにかが焦げている匂いが・・・ 「彩~!焦げてる!」 「あ・・ちょっとまってて雄~」 雄、雄、みかど・・新居橋 雄・・・ 副会長?!
「これ…来ないと損するからね・・」 渡されたのは紙切れだった。 『明日の夜六時に、いつものところで…』 それだけが走り書きで書いてある。 足元がゆれるほどの勢いでドアが閉まった。
頭に浮かぶのは会長の顔だけ。 心が締め付けられるように痛い。 うるさいくらいに張り裂けそうな鼓動の高鳴りは、一体・・ 何を意味しているのだろうか…
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6月11日(土)21:59 | トラックバック(0) | コメント(58) | 星が輝くから~お嬢様とは名ばかり~ | 管理
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7話「思い出の場所」 8話「鍵がかけられた記憶」 |
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| いつのことだろう よく夢に 手を振っている君がいた・・
「君って?…」
7話「思い出の場所」 「いつものばしょ・・か・・」 利耶の家から帰ってきて何気なく時計を見ると 時刻は六時半すぎであった。 テーブルの上のメモを見ると 『明日の夜六時に、いつものところで…』 とだけ記してあるだけだ。 『来ないと損するから』 「・・損? なんで・・」 そんな疑問を持ちながらも、いってみたい気持ちは山々だ。 けれども、「いつもの場所」って・・どこだろうか? その時呼び鈴が鳴った 「はいはい。だれですかっ…!」 それは黒いオタチ… このオタチ、大会で見たような・・ いや、それ以外にも特別等によくいるような・・ 「会長のオタチ?!」 きゅーきゅーないてるオタチは確かに会長のだ。 「だめじゃないか ほら帰らないと心配するよ。 ・・ってちょっ ちょっとどこ行くんだ!」 ちょこちょこ小走りで階段を下りるオタチを 俺は夢中で追いかけた。 アパートをでて、商店街の真ん中突っ走って、学校の校門くぐって・・ 校門?! 気がつくとそこは屋上で、人影が見える。
「あいつ来るのかな?」 「さぁ。…でも、来るよきっと。 ほらね」 小さめの男らしき人影に指を指されてちょっと ビビッタリした俺。 よく見ると人影は 「柊山 和貴」(ひいらぎやま かずたか) 「七梅雨 泰」(ななつゆ ゆたか) 「室柁 真」 (むろだ まこと) 「大口 詩織」(おおぐち しおり)と 会長と副会長。 いずれも学校中の注目人物だ。 しかし、なんでこんな人たちが 俺なんかに用があるのだろうか・? 会長がこっちを向いている いつもの氷のような視線ではなく、暖かな春の日差しのような目で見ている その光景はまるでどこかで見たような 懐かしい光景であった…
ただ君を見ているだけで 俺の心には 何か言葉では表せないような 感覚が走った。 もし君の心理を知れたら…
8話「鍵がかけられた記憶」
「おい。盛羅、ここに座れよな」 「はっ・・はい・・」 いきなり室蛇先輩に話しかけられたので少し戸惑う俺。 けれども皆の表情はあたたかい まるで、「友達」を見る眼差しだった。 「だーめ。真君の隣じゃなくて、この世界の美少女「詩織」様の隣に座るんでース。」 「はいはい…自称世界の美少女さん、落ち着きなさい・・」 「自称じゃなく事実です~」 「分かったから・・詩織は美少女だから」 「それでよぉし!」 一見ふざけているように見えるが実際本性だったりする大口先輩。 ・・って、あれ?なんで俺こんなこと知ってるんだ? 先輩達から話しかけられたことも無ければ、こんなに近づいた事も無かったはず・・ なんで・・? 「貴。今まで無理に思い出させたくないと思っていたんだが、急遽予定変更だ。 今すぐに思い出してもらう」 「はぃ?」 俺の頭は?マークがぎっしりである。 いきなり呼ばれていきなりそんなことを言われたら誰だってそうだが…
するといきなり会長が 「彩必殺! 地獄雷落・御織流殿盤!(じこくかみなれおとし・ごおるでんばん)」 と叫びながら、足を俺の前に出して・・・ 「ぐはぁ・・・」 ・・・・蹴ったよ・・今蹴ったよね!?しかも急所に命中! てかなんで蹴られないといけないわけ? それ以前にいまの必殺技って何者? 名前は長ったらしいくせにただの蹴りだろ? とか無駄なことを考えてるうちに意識がモウロウとしてきた・・・ 今までの記憶が早戸馬の様に・・ って俺って死ぬの!? 「ナイス彩! 見事に命中」 「はっ・・私を甘く見るとこうなるわ」
そんな会話が繰り広げられている中意味不明になった頭を必死に動かして状況分析をしようとしているが・・ だめだ・・頭がごっちゃになってる・・
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6月11日(土)21:55 | トラックバック(0) | コメント(0) | 星が輝くから~お嬢様とは名ばかり~ | 管理
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