草笛音色
 
主に二次小説を扱っています。
 

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9話「誤(あやまち)」 10話「隣り合わせ」

ここは…どこだろうか?
すべて今までのことが夢のような気さえするほど
長い時間を
とても長い時間を
さまよっていた気がする…

9話「誤(あやまち)」
「く…」
「気づいたか?客人」
「・・どこだよ・・ここ…」
「心配するな客人。そなたは死んだ訳ではない」
「じゃあここは何処なんだよ?地獄か?オマエは死神か?」
「死神など人聞きの悪いことをぬかす小僧だな。よかろう教えてやる。ここは…「記憶の墓場」だ」
「記憶の墓場?」
「さよう。ここは死んだものの記憶や必要ではない記憶を葬る場所」
黒いマントを羽織り、月のペンダントを下げている奇妙なヤツは意味の分からないことを言った。
男か女かも分からないが、体にくる重々しい声が
この不思議な空間にに響き渡る。
「我は「ブラックムーン」。真実を守るこの城の神官だ」
「で、なんで俺はここにいるんだよ?」
「そなたは鍵を持つものにコチラの世界に送られた。そなたの鎖は今にも切れそうだが、その鎖を切れるのは姫のみ」
「鎖?」
「鎖とは隠された記憶の元の形を縛っておくもの・・」
「じゃあ、さっさと切ってもらおうじゃねぇか?皆が隠してきた真実を知りたいんだ」
「覚悟はできているようだ・・」

すると突然光が差し込んできた
暗い空間に光が溢れブラックムーンが男だと言うことが分かった
板がきしむ音とともに「姫」とかなんとか言うやつが出てきた。
「悲しみは蘇らす事は今憎しみを呼び覚ますことに等しい。もう二度と繰り返してはならぬ」
一歩一歩近づいてくる人影。それは
白のマントを羽織、輝く太陽の杖を持つ姫だった。
「全ては尊い命の犠牲を生むことがなかろうことを祈る…」
腰のモンスターボールが突然と輝き始め、中に浮かび上がった。
…おかしい…
俺の持っているポケモンは四体。
なのに五体有る。
そして、そのうちの見慣れないモンスターボールが光っている。
「我が命令の元この代価が釜となることを契約する」




目を開けるとそこは懐かしい風景が広がっていた。
「小等部のグラウンド」
そこは、自分にとっての大切な場所であった。
けれども何が大切なのかは分からなかった。
暑い日差しに打たれても分からないもの・・・
けれど、今は感じる「大切なもの」

10話「隣り合わせ」
手に握っているのは多分あの釜だろう。
光るモンスターボールが釜に変化し、俺がそれを握ったらまばゆい光が俺を包んで…ここにいつの間にかいた。

けれども、自分はそこに存在するものではなかった。
そこは自分の過去。
こままでの足跡を見ていただけであった。
その時間は俺の記憶となり、よみがえった記憶から自分の本当の
       「意思」
が注ぎ込まれた。
重い過去と自分の侵した罪は未来の俺を幸運へと導くのだろうか?
それとも、これは夢なのか……

「…た!  た・・か・・!  貴!」
会長の呼ぶ声で目が覚めた俺がいたのは会長室のソファーだった。
赤いソファーは高級そうだったが、周りのものと比べればそうでもないだろう・・め
真っ赤なじゅうたんに不思議な掛け軸
校長室に有るものより相当値打ちがあるだろう

その時だった…
静かなはずの会長室に爆音が響き渡った。
破壊されたドアの前に立っていたのは、何かの鎖に縛られた物体であった。
いや、「人間」だ。

「チェーンソウルだ!」

チェーンソウル…それは悲しみと憎しみの魂に取り付くポケモンのこと…
それの力は大きく、普通の人間には使えないが、悲しみと憎しみで「受け入れる器」が大きくなると己の魂を食い尽くすまで強力な技を繰り出す…。
それは
世界の絶望を
あるいは・・
宇宙の絶望を
       「招きかねないポケモン」



6月11日(土)21:53 | トラックバック(0) | コメント(0) | 星が輝くから~お嬢様とは名ばかり~ | 管理

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