草笛音色
 
主に二次小説を扱っています。
 

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2話「名前で呼んで」 3話「学園大会」

2話「名前で呼んで」

「黒パンツ…」
「・・あのね、もうちょっと雰囲気をつかめないのかしら?」
黒パン・・じゃなくて、その声の主はまぎれもなく会長。
しかも上っていたのは学校開設記念の大切な木だった。
「すっすいません!」
「まったく…気をつけてください。」
「はい。」
「フシギダネ。この紐をつかってあの気の補強をしてくれる?」
「ダネっ」
背中のツボミからツルを出し、紐で折れた枝を直した。
「気をつけるのよ。それから、あくまでも生徒会室を除こうとはしないでほしいわね。」
「はっはい!以後気をつけます会長!」
「・・会長じゃなくて「彩」でいいわ。今までと同じように」
「ぇ?」
「別に深い意味はないの。深く考えないで…」

いったい何が言いたかったのは分からないが、何か心のそこで動くものがある気がする。
のどに小骨が詰まったような気分だ・・
「たかちゃんったーかーちゃーん!」
「んあ?」
「んあ?じゃないの! まだ記事できいないのに居眠りして・・
また部長にしかられても知らないよー?」
「…お前が調べろよ・・これ・・」
「やーだ。これ以上お姉さまとはかかわりたくなーいの!」
この会話からして、分かる人は少ないと思うが
この「たかちゃん」と呼ぶのは

「久野 利耶」(くの りや)
苗字を見て分かると思うが会長の双子の妹。
称号は「薔薇のトレーナー」

「何だよ姉妹の癖に…」
「だってぇー…」
この二人姉妹の癖に全然似てない。
外見から性格までもが反対で、とても同じ親から生まれたとはいえない。
「そぉーだ! 今度のトーナメント、ペア組もうよ!」
「いいけど・・別に・・」
「なぁによ。 まさかまたお姉さまと組みたいとか考えてるんじゃないでしょうね!」
「はぁ?俺がいつそんなこと考えたって? 何年何月何日何時何分何秒?!」
「・・もういいもんっ…」
「うわっなくなよ! 泣くなってば!」
意味わかんねぇ・・・
だいたい組もう思ったことなんて一度もないし
会長とは学年が三つも離れてる。
姉妹そろっていったいなにわけ分からない言葉を俺に言ってるんだよ。

窓から顔を出すと寒すぎる冷気が頬に当たる。
いつもより寒くく感じる十二月は
心のどこかを凍らせる




3話「学園大会」

学園内がざわつき始めた。
明日は冬休み前の、学園トーナメントの日だ。
一週間にわたるこの競技は、生徒が一番楽しみにしている行事だった。
『  聖ポケアメンス国立学園大会
 競技内容
 ・シングルバトル戦
 ・ダブルバトル戦
 ・コンテスト戦
 注意事項
 生徒は必ず1つ以上の競技に参加し、クラスごとに
 会長室に届けること  』

「利耶。コンテストに出るのか?」
「うんっ。 もちろんダブルバトル戦にも出るよ。」
学園内にある七個のスタジアムで、決まった曜日に決まった競技が行われる。
その間授業はないが、この大会は自分の称号に記録が残るので
皆張り切っている。

ちなみに会長と副会長にダブルストーナメントで当たったやつは運が悪い。
会長のじわじわ吸い取って回復する戦い方と
副会長の状態異常を使う二人のコンビネーション技が痛い。
いや、それ以前に戦略なしでも強いが…
「じゃあさ、ためしにわたしと勝負しようよ。」
「腕試しに」

「雄。私のフシギダネ知らない?ポロックあげようと思ってたんだけど」
「あっ、彩。俺のユンゲラーもいないんだけど」
「へんね。ポスター張りするときいたんだけど」
「まさか・・」

「あれ?なんでこんなところにフシギダネが?」
試合をするため校庭に移動している俺と利耶の後ろに二匹のポケモンがくっついてきた。
「これ…お姉さまのフシギダネと、副会長のユンゲラーじゃない?」
「何でこんなところに・・」
するとユンゲラーの尾っぽあたりになんかついていた。
「これ・・」



6月11日(土)22:01 | トラックバック(0) | コメント(0) | 星が輝くから~お嬢様とは名ばかり~ | 管理

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